生きるということ
-自己という棺の中で-
素材・サイズ
- 2016年 制作
- H 180 × W 40 × D 30cm
- 陶土、磁土、合板
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『命ある限り 逃げられない棺 “自己”。経験、思想、内に蒔かれたあらゆる種は、やがて芽吹いて花開く。己を護り、外界と交わり生きていく。今日も この世界で。』
「自己という存在」
『命ある限り 逃げられない棺 “自己”。経験、思想、内に蒔かれたあらゆる種は、やがて芽吹いて花開く。己を護り、外界と交わり生きていく。今日も この世界で。』
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“自己”というのは、自分自身が囚われている棺のようでもあり、護られた空間でもある。
自分の、確立された世界。
それは“庭”にも似ている。そのなかには、持ち主の世界が美しく広がる。囲われた空間でありながらも、外界と完全に隔たれてはおらず、風が抜ける。
“自己”という庭では、「経験」「思想」、自分のうちに蒔かれたあらゆる種が、芽吹いて花開く。自分自身を護りながら、外部と触れ合いながら、人間の世界で生きていく。