今回も無事に更新することができました‼︎
じつは本日19時の時点で、突然ページが読み込めなくなる謎の不具合が発生し…一時はどうなることかとおもいました…よかった…‼︎(歓喜)
次回の新作公開は、
10/7(金)22:00 を予定しています!
よろしくお願いいたします ◡̈♡
せっかくですので、今日は新作について少しお話ししてみたいとおもいます⋆⸜ ⚘ ⸝⋆
「花散里(はなちるさと)」のシリーズタイトルは、源氏物語からとりました𓆸⋆*
花散里は源氏物語の登場人物で、その名は光源氏が詠んだ歌に由来します。その歌に詠まれたのが「橘」でした✻橘というのは柑橘系の花で、白いちいさな花をつけるそうです。
「花散里」という言葉に出会った当時、わたしは「橘」という花を知りませんでした。そのため、「ハナチルサト」という言葉の響きと、「花散里」という文字に感じた景色がこの言葉のイメージになっています。
そうしてこころに残っていた色を、白い素地に落とし込んだのが今回のシリーズです。
昔から日本語のもつ美しさにとても魅かれています。
学生時代の手帳にも、言葉のメモが溢れていました。言葉のもつ余韻が本当に好きで、味わうように口のなかで繰り返し唱えては、その言葉がみせる景色や香りを楽しんでいます♡⋆*
「花散里」もそうした中の1つです ◡̈
わたしの一番好きなのは
〖風に散る 花橘を袖にうけて 君が御跡と思ひつるかも 〗
という万葉集(作者不詳)の歌なのですが、これも橘の歌ですね!
「花散里」という言葉とこの歌は「花・散」「橘」という共通点があることに、今日初めて気が付きました.* 𖥧⚘
気づかぬうちにこころ惹かれている部分のようです ◡̈
「生息」は、ロクロ成形と手びねりを組み合わせることで生じる動きを、楽しみながら作ったシリーズです。
このシリーズを作るにあたり、タイトルを決める時が悩みました。感覚としては「ヒトが気にとめないもしないどこかで、いのちがうごめき、増え広がる」というもの。
タイトルはいつも一番最後につけます。
作品は、「感性」という綿菓子の端っこをちぎったようなもの。その端っこが含んでいる味や食感、すべてをギュッと凝縮した「言葉」を探す。名前のない感情に名前をつけるように、パズルの最後のピースをパチンとはめるように、最後の仕上げとなる大切な工程です ◡̈
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さて、お話は変わりますが、近況をすこし。
今年初めてセミの声を聴いたのは7/8だったのですが、この1か月ですっかり大合唱になりましたね!笑
先日、あるイングリッシュガーデンに行ってきたのですが、全身に降り注ぐようにセミが鳴いており、改めて夏を感じました。
セミの声に包まれながら視線をあげると、木の葉の層と木漏れ日がまるで絵のよう‼︎✴︎⋆*
夏の暑さが体に堪えますが、すべての色が鮮やかに眼に映るのでわくわくします♬
最近目にした綺麗な色をもうひとつ。
先日お店でいただいたかき氷です♡
生き生きした枝豆のみどりが綺麗でした⁂
〖 君がため 春の野に出でて若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ 〗
という歌をおもいだしました𓆸⋆*季節はちがうのですが、雪の舞う春の野のことを考えながら味わいました(*´꒳`*)
わたしは家で陶芸をしてるため、ひとりでいると一度も外に出ない日も少なくありません。
しかし最近は月に何度か東京へいく機会があり、ありがたいことに、五感にたくさん刺激をうけています✺⋆*
もともと夢はみる方ですが、そんな日は、特にたくさん夢をみます。
リュックいっぱいに詰めた宝物のカケラを、ひとつひとつ引き出しにしまうように、眠っている間に整理されているのでしょうか 。
大切にしまったカケラは、種となり、作品につながります𓆸⋆*
写真の葉っぱも、いつか作品に表れるかもしれません ◡̈ ♪
それではみなさま、夏を楽しみながら、元気にお過ごしくださいませ𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
また作品を通してお会いできるのを楽しみにしています ◡̈⋆*